自分でも対策可能!産後の抜け毛で気を付けなければいけないこと3選

産後は妊娠中に一時的に変化したホルモンバランスが妊娠前の状態に戻ろうとすることから、心身にさまざまな影響を与えることがあります。

特に抜け毛に関しては産後すぐから増える傾向にあり、人によっては頭皮が目立ったり生え際が後退するくらい目立つ人もいます。

ホルモンバランスが正常になれば抜け毛は落ち着いてくるものですが、より早く抜け毛を落ち着かせて元の状態に戻すためにはいくつか心がけたいことがあります。

栄養をきちんと摂取するようにする。

産後は妊娠時に増えた体重を元に戻そうとしてダイエットに励む人も多いです。

しかしながら産後は授乳をしている時期でもあるため、体の栄養が母乳に取られて自然と痩せていく人も多くいます。

しかし少しでも早く痩せたいという人は、食事の摂取を減らしたりハードな運動をすることも多いです。

その結果体重がきちんと落ちたり体型が元通りになったりするのですが、人によっては妊娠前よりも痩せてしまうことがあります。

これは授乳とハードなダイエットをした結果であり、それと同時に栄養状態が悪くなっていることも多いです。

栄養状態が悪くなると貧血やめまい、疲れを感じやすくなるなどの身体的な悪影響を受けるものですが、髪を作ったり維持したりする栄養が足りなくなってしまうことで正しい髪の生え方のサイクルにならなくなってしまいます。

その結果髪の毛が抜けても毛根からは新たな毛が生えてこず、抜け毛が目立つようになってしまうのです。

このような栄養状態の悪さによる抜け毛の悪化を防ぐためには授乳中で体に栄養状態が足りないということを意識し、ダイエットをする場合は過度にならないように心がけるべきです。

ストレスをためないようにする。

ストレスは産後以外でも抜け毛の大きな原因となってしまうものですが、産後はすぐから数時間おきの授乳で過度の睡眠不足になったりあるいは慣れない育児のために普段よりも強いストレスを感じることが多いです。

特に産後身内などの援助を得られないような人にとっては、子どもを誰かに預けて休んだりリフレッシュするようなこともできずにストレスだけが溜まっていく状態になることもあります。

その結果ただでさえ多い抜け毛がますます増えてしまい、周囲が気付くほどひどくなるのです。産後のストレスは抜け毛以外にも産後うつや虐待を招くことがあるため、適度に解消しておくことが重要になってくるのです。

もし身内に預けてストレスが解消できないのであれば、自治体で行っている産後の支援サービスや保育園での一時保育を利用するなどし、育児から一時的に離れてストレスを解消できるようにするのが抜け毛の効果的な予防方法となるのです。

頭皮のケアを適度に行うようにする。

産後は睡眠不足が常態化するといったように、とにかく子どもの育児と家事に追われて自分の時間がほとんどないものです。

そのため人によっては入浴して髪を洗う時間も惜しくなる、あるいは疲労やストレスで頭皮のケアをするような余裕もないということも多いです。

そのため髪や頭皮の状態が悪くなってしまい、抜け毛を促進する原因の1つとなってしまうのです。

産後は自分のことに手をかけられないものですが、体調に問題がなければせめて2日に1回は入浴して髪や頭皮のケアを行うことで抜け毛予防をするのが望ましいです。

また余裕があれば美容院に行った時にスカルプケアを受けるなど、専門家によるケアを受けて産後の抜け毛を落ち着かせたり予防することも可能なので受けることを検討すべきです。

ただし頭皮のケアが抜け毛には重要だからといって、頭皮に合わないシャンプーを使用したりあるいは朝晩シャンプーをするなど過度のケアをしてしまうと人によってはかえって頭皮を傷めてしまって余計に抜け毛がひどくなる場合もあります。

そのため頭皮のケアは適度なものにするのが望ましいです。

まとめ

このように産後の抜け毛はいくつかの原因があるのですが、いずれの場合もちょっとした心がけて解消することが可能で抜け毛の予防や対策も自分でできることが多いです。

産後は育児で多忙なので自分のことになかなか手をかけられないものですが、一旦抜け毛が目立ってくると落ち着くまでには時間がかかるためできる範囲で対策を行うことが重要になってくるのです。